国産ホップの殆どが大手ビールメーカー様の契約農家様が栽培されており市場流通することは殆どありません。そして東北地域で盛んなように冷涼地区での栽培が適していいるとされていました。このような条件が整わない限り栽培できず、国産ホップは希少商品とされていました。当圃場は高野山の麓にあり年間平均気温が13度と非常に涼しく、土壌改良をおこなうことで良質な富貴産ホップ(国産ホップ)の栽培に成功しました。ホップは多年草であり株分けが可能です。しかしホップの多くは種苗法により株分けが禁止されております。現在ネット上で販売されている多くのホップの苗(株)は、トレーサビリティーが利かないものが多く、栽培すると品種が表記と違うという苗が多く市場流通しております。これらを「国産ホップ」と謳い販売することに警鐘を鳴らし「国産ホップ」の価値を向上させることに努めております。農商工(農業・ブルワリー・販売先)が連携し国産ホップブランドを維持発展させることが重要だと感じています。
当プロジェクトのホップは、京都与謝野ホップ生産者組合様からのホップでありトレーサビリティーも可能な品種です。当圃場内の収穫量を増やすために、株開きからの株分けを当圃場内のみで行っており、県外への苗の販売、株分けはおこなっていません。国産ホップの価値を高め、それを使用した新産業・商品化、雇用創造、地域活性化を最大の目的としております。